乗車口まで猛ダッシュした8号車(仮)の話

超特急との出会い、沼落ち、初乗車までは残しておきたくて、書くなら記憶の鮮明なうちがいいだろうと思って書き始めたくせに、全く進まないまま半年経ちました。

年内には完成させたくて慌てて書いてます。

無い文章力をなんとかフル稼働させて書いてる上に記憶が曖昧になってきてるので、読みづらいです。絶対に。鬼ダル長いし。

なんとなくの雰囲気で読んでいただけたら嬉しいです

 

 

 

 

事の始まりは「みなと商事コインランドリー」を見たところから。

別に見たい人がいたわけでもなくて、このジャンルのドラマが好きだったわけでもなく

本当にただなんとなく 見た。

めちゃくちゃ良くて、ハマりすぎて2日で全話見た。

 

「主演、超特急なんだ」

 

から始まり、不思議なことに普段どんなに好きなドラマがあってもその後主演の人を追ったりすることなんてないのにこの時は何故か「もっと知りたい」って気持ちが生まれて、YouTubeTikTokを見漁った

 

最初に見たのが宇宙ドライブ。

もともとジャニーズで“大真面目にふざける”グループを追ってたオタクだから無重力空間で寿司になるとかいう訳のわからない映像を見て「超特急、好きかも。」になった

これが2023年2月末の話

今思えばこの時に寿司になる2桁たちを見なかったら私は超特急推してないかもしれないんだよな

超特急、寿司になってくれてありがとうね

 

 

3月はジャニーズの現場が忙しくてそっちに集中してたけど、B9発売日にたまたま友達と渋谷のTSUTAYAに行って超特急がアルバムを出したことを知る

良いと思ったら積極的にお金を落としたい財布の紐ユルユルおたくだからメンバーの顔と名前すら一致してないのに

「宇宙ドライブ入ってるし、他の曲も聴けるじゃん」っていう理由だけでアルバムを買った

 

この時点ではまだ“良いと思ったからお金を出した” だけで、大声で“好き”とは言えなかった

 

何しろジャニーズ内でもうすでに掛け持ちしてたし、私には新しい推しを増やす余裕は無かった

しかも今の超特急は前年に増員という形で体制が変わったことを知ったばかりだった。

私も好きなグループで増員を経験して、迎え入れる側の人のことをずっと応援していたから、超特急のファンの方々と同じ気持ちを共有はできずとも少なからず複雑な気持ちはあるだろうと勝手に思って、軽い気持ちで「ちょっと推してみようかな〜」なんてとてもじゃないけど言えなかった

 

ただ人の興味ってそう簡単に薄れるものじゃなくて、その後もTikTokYouTubeでなんとなく超特急は見てた。特定のメンバーというよりはグループ全体が好きで見てた感じ。

 

色々動画見てる時に多分当日じゃなかったけど豊洲リリイベの時の動画が流れてきて

忘れもしない。MORA MORAのサビ前 マサヒロがセンターで踊って後ろに下がる直前、首を横に倒した瞬間

 

「あ、終わった。」

 

と思った。

運命の人に出会った時って“雷に打たれたような”とか“ビビッときた”とかってよく言うけど、この時は周りの音が一切無くなって静まり返ったような感覚だった。

もはや悟りの境地。

 

スマホの小さい画面で見た決して良いとは言えない画質の動画の、たった一瞬だったけど今でもはっきり覚えてる。

かっこいい!ダンスが好き!顔が好き!とか感想が言語化する前に直感で「私はこれからこの人のこと推すんだな」と思った

超特急好きかも から先に進まないようにいろんな理由を並べて踏みとどめてたややこしい感情を全部捨てた瞬間だった

 

そこからは本当に早くて、まずキラリ、夢8と続けて加入

直近で生のパフォーマンスを見られる機会はB9ツアーだとそこで知るも、先行も全部終わってて確実にチケットが手に入るのが北海道しか無かった

 

関東在住、まだ沼に片足突っ込んだ程度の女がいきなり北海道遠征...?生き急ぎすぎ...?

さすがに躊躇した

 

 

 

んだけど、、、結果 行きました。

人生初 1人で飛行機に乗って札幌まで。

 

私の人生のモットー「どうせするならやって後悔」と、今見に行かないといけない気がする。っていうオタクの直感を信じていきなり本州を飛び出しての初乗車。

マジで目の前のことしか見えない人だから、北海道行きの手配を全部済ませた後に気付いたんだけど、この週の私

月曜 東京ドームで別グループのライブ

火曜〜木曜 大阪旅行

金曜 仕事

土日 北海道

っていうアホすぎるスケジュールが完成してた。

行動力100 計画性0人間。

 

北海道行きも本当に急に決めたから仕事の休みを貰うのもギリギリだったのに、また新しい沼に自ら沈みに行くオタクを笑って送り出してくれた職場、オタクに優しすぎる。

 

ライブに行くことは決まったけど、ジャニーズ以外の現場に行くのが初めてだったからとにかく各所に失礼がないように。と思ってとにかく緊張してた。(出演者?)

まず双眼鏡は持っていって良いのか?から始まり、ペンライト一本しかないけど大丈夫かな?え、入場するときスマホ見せればいいんだよね?とか色々考えてFCにもちゃんとログインできるか何回も確認したりした。可愛いな私。

ここまで不安がっておいて本当に失礼な話だけどこの時点での私の超特急の知識はメンバーの名前とメンカラ、曲もB9の曲とあとは数曲分かる程度

 

本当に、よく行ったよね。

 

 

こんな感じの無鉄砲加減で完全見切り発車な初乗車の日

友達ももちろんいない。何もかもが分からない中、初めて行く会場で初めて見る超特急にド緊張しながら入場

 

 

感想から言うと、もうめっっっっっっちゃ楽しかった。一般のギリギリで取った席だったから4階席の最後列で、正直メンバーの顔はちゃんと判別できなかったしモニターも上半分見切れててよく見えなかったけど、そんなのどうでも良くなるくらい本当に楽しかった

コールもペンラ芸も全然分からなかったけど、盛り上がる8号車たちを見てるのすら楽しかった

 

客席降りもさすがに4階まで来るわけないと思って気を抜いてたら目の前に現れて、挙動不審担当8号車爆誕

初対面の小娘に「近くに来てくれてよかったですね」って優しく話しかけてくださった隣の席のタカシ推しのマダム、メンバーが突然現れて挙動不審になる私と違ってにこやかにメンバーと手を振り合っておられた。やっぱりファンは推しに似るんだなと思った

 

 

ここからは、もう半年経っちゃってるからうっすらとした記憶だけどメンバーそれぞれの印象たち

 

 

 

カイくん

アンコールで目の前にご降臨されたんだけど、高貴なオーラを纏ってた。

なのに喋ると“お調子者”で笑顔がとてもかわいい。

真面目に話さなければいけない時、きっかけを作るのはリョウガくんだけど本題を話し始めるのがカイくんで、その時の空気の持って行き方がやっぱりとてもお上手だった。本人は冗談めかして言ってたけど北海道の挨拶を聞いた時に「聡明な人だなぁ」って思った。簡潔に、でも気持ちの大きさはそのままに、スッと入ってくる言葉選びと話し方。何度も言うけど超特急のこと全然分かってなかったけど、きっとグループの精神的に核になる人なんだろうなあと思った。上司になって欲しい。この人の元で働きたい。(そうですか)

あとお肌がもちもちもちもちもちもちもちもちもちしてた。

 

 

 

リョウガくん

ぜっっっっっっっっったいに直視してはいけない。好きすぎてダメになるタイプの人だ。と思っていたのであまり見ないようにしていました。危険なので。

あと挙動が深澤辰哉すぎる。喋り方とか動きとか、ダンスも全部。似すぎ。

見たらおしまいになるって思ってたのにアンコールで目の前に現れて無事おしまいになった。

あのイケメン度合いに耐えられなくてその日の夜にTwitterで超特急用に新しいアカウント作ったもんね。とりあえず「リョウガさんがかっこよかった」っていう感想を呟くためだけに。

ひとりでひっそり静かにやっていくつもりだったのにどうしても1人じゃ無理だった。3推しの皆さんはいつもどう闘っているの、あのイケメンと

 

 

 

タクヤくん

ダンスが好みすぎた。遠くからでも分かる。好きな踊り方。

想像以上にめっちゃ喋る人なんだなあって思った。メンバー大好きが言動の端々から滲み出ていて可愛かった

それからやっぱり緑のペンライトがすごくて、「これがみどりの窓口の力...!」って実感した。ペンライトこそ持って無かったけど私もみどりの窓口のお陰で超特急に出会ったので。タクヤくんには感謝してもしきれない。

あとこれは前日の話になっちゃうけど、みなしょーの撮影の合間って言いながらインライしてて「明日ほんとに北海道くるよね...?」って不安になったしマジで寝てくれと思った。

 

 

 

ユーキくん

ミッキーマウスかと思った。

客席に来た時の手の振り方、笑顔、扉の開け方まで全部可愛くて、万人を幸せにする力があった。

あとはやっぱりダンス。センターに立ったときの場の掌握加減が段違いだった。今この瞬間、世界の中心はこの人だ。っていう空気感を一瞬で作り出していて怖さすらあった

なのに喋ると周りのみんながニコニコしだすの、やっぱりミッキーマウスだった。

 

 

 

タカシくん

ステージ上でこんなに穏やかに喋る関西人を私は初めて見た。ほっとくと勝手に漫才が始まるようなグループばっかり追ってたから軽いカルチャーショックを受けた。控えめかと思いきやぼそっと呟くことがたまに辛辣だったりずっと私のツボだった。あとシンプルにこんなに長いこと標準語に囲まれて生活してるのに関西弁が抜けないのすごいと思った。他意はない。

一番印象的だったのは本当に楽しそうに歌う人だなあってこと

今この瞬間にステージでマイクを持って歌うことが嬉しくてしょうがない!みたいな。今後の人生ずっと幸せであれと思った

 

 

 

シューヤくん

歌うっっっっっっっっっま、、、、、、、、

マジでアホみたいだけどこれしか出てこなかった。これは今でも毎回新鮮に思ってる。

あとはMCでたまにカイくんと目合わせて笑ってるの可愛かった

 

これはもはや初乗車でもなんでもないT.I.M.Eの感想なんだけど、シューヤくんのソロコーナーで堂々と歌い終わった後、私の思い違いかもしれないけど少しだけ会場の反応を気にしてるように見えたんだよね。彼の背負うものの重さを全部は感じ取れないけど今すぐステージに上がって思いっきりハグしながら「ありがとう!!!!!!!!」って言いたくなった。

多分次にペンライトを振る現場があったら私はブラウンに加えてチャコールも振ってると思う、、、きっと、、、

私に気付いて欲しいんじゃなくて、あなたの歌声に生かされている人がここにもいるよってことを知って欲しいと思った。チャコールを背負うシューヤくんの存在証明の一部になりたいと思った。

脱線した!T.I.M.Eの感想終わり!

 

 

それからボーカル2人とも毎曲新鮮に驚くくらい歌が上手い。ただ上手いだけじゃなくて歌詞の内容まで全部スッと入ってくる表現力というか、声の表情が本当に豊か。

曲中にたくさんアレンジも効かせていて、聴いててずっと楽しかったし気持ちよかった。超特急も生が音源を超えてくるタイプだったな。耳まで幸せにされちゃって、命が助かる。

あの大きな会場を2人の歌声でいっぱいにして、天井から歌声が降ってくるようで聴いててすごく幸せだった

もっと大きな会場で、全身で2人の声を浴びたくなった

 

 

 

マサヒロくん

ダンスが見たくて北海道まで行ったのにびっくりするくらい何も覚えてないんだよなあ

MCで超特急のバックダンサーとしてツアーに帯同してた時の話をしてて「この一年で本当にすごいことが起きたんだ...」って思ったのは覚えてる。

「超特急になってくれてありがとう」と思った

 

また脱線するけど、キラリ入会後に初めて見た配信で爆喋りしてたのが衝撃すぎた。

ずっとふざけてるし永遠に喋ってるし、もっと好きになっちゃって困った。

 

 

 

アロハくん

ものすごく色気のある踊り方だったり表情をするのに喋ると年相応で安心した

なんの話してたか忘れちゃったけどMCでアロハくんが一桁号車達に話を振った時、勢い余って「一桁達はさあ!!」って言っちゃって、一桁達に詰め寄られて「あぁっ💦ひとけたの、みなさんは!💦」ってなってるの可愛かった

映像で見てる時から思ってたけど表情管理が上手すぎる。ほとんど顔が見えない席だったのにも関わらず、今どんな顔してるのか分かるくらい表情が大きく変わっていたのがすごく印象的だった

 

 

 

ハルくん

最年少なのにすごくしっかりしてて大事なところできちんと話せる地頭の良い子なんだろうな。っていう印象

まだ10代であどけないところもあるし、思いっきりふざけたりもしてたけど行きすぎないというか、引くところをちゃんと分かってる感じがあって安心して見ていられるなと思った

あとは可愛い。とにかく可愛い。可愛すぎる。なんなんだ。可愛かったな。

 

 

 

あとは8号車のみなさんね

「応援してくれるファンもメンバーだよ」ってわりとよく聞くし、どのグループもそれがただのリップサービスじゃないってことも分かってたけど、この公演に入って「8号車、マジでちゃんとメンバーじゃん」って思った。

メンバーが8号車に対して「楽しませよう」じゃなくて「一緒にライブを作ろうよ!」っていうスタンスでステージに立ってるのが伝わったし、客席にいた8号車も「ライブを楽しむ」のと同じくらい「自分たちが盛り上げる」

みたいな意志を感じて、客席で光るペンライトの数ぶん会場全体のギアが上がってるような、高次元の気持ちのぶつかり合いを見た

 

声出し解禁のツアーってこともあってコール曲はもちろんそれをよく感じたけど、そうじゃない曲たちも全部。

どちらも一歩も譲らない強い想いをビシビシ感じて、いまだ超特急のことをよく知らないままそこにいた私が勝手に嬉しくなった

こちらが感じてる熱量とあちらが感じてる熱量が同じなの、こんなに嬉しいことはないよ。

 

「素晴らしすぎて敵わない」から「素敵」って言葉ができてるって聞いたことがあるけど、超特急と8号車の関係がまさにそれだった。

現場で感じたあの空気感、自分はまだ当事者じゃなくてゲストみたいな感覚でそこにいたからとても眩しくて羨ましかった。

みんなすっごく幸せそうだったから。

 

そんなことを思いながら北海道公演終演

 

 

会場を出る頃の私には「超特急、ちょっと推してみようかな なんて思えないし推す覚悟なんてない」 の気持ちはもう無くて

楽しいことばかりではなかったはずのこれまでを全部知って当時のメンバー、8号車と全く同じ気持ちを共有できるとは思ってないし、それは私がするべきではないと思ってるし、だからこそ今まで超特急に起こった全てのことに感謝と尊敬をしながら、私はこれからの超特急が進む道を一緒に全力で走って行きたいと1弱小オタクなりの強い覚悟を決めて東京に帰る飛行機に乗った

 

 

初乗車でいきなり北海道まで飛んだ私にもう怖いものは無いしどこに行くにもなんの躊躇いもないので、ドームに行くまでの経由地、日本全国どこでも盛り上げに行かせていただく気持ちでいる

 

東京ドームの客席を彩るペンライトの海の一部になるのが私の夢になってしまったので。一緒に叶えようねお互いの夢。

それから8号車のみなさん、私に超特急と同じ夢を追う為の席を空けてくださって本当にありがとうございます。

この半年で出会った8号車みんな衝撃的な優しさでずっと驚いています。超特急はこんなに素敵な人たちに応援されていて幸せだよ!!!!わたしも幸せ!!!!

 

 

 

無事に8号車になって帰ってきた初乗車遠征。

ライブ以外の出来事の思い出はほぼないんだけど、まずhitaruに辿り着けなくて周りの建物ぐるぐるして一旦諦めてご飯食べに行ったり、予約してたホテルがすすきのの外れにあって道中怖すぎて防犯ブザー握りしめながら歩いたり(ここでも迷って30分彷徨った)ホテルで開けた生写真にタカシくんのサインが入ってたことに気付かないまま東京に帰ってきたり、新千歳のロイズワールドでチケット代をはるかに上回る量のチョコを買い込んだりしました。

次に札幌に行く機会があったらジンギスカン食べたいな

(総括してごはん担当推しの名に恥じない食い気)

 

休み明け、同期に大阪と北海道のお土産をまとめて渡して爆笑されたところで私の弾丸初乗車旅は無事に終わったのでした。

 

 

 

 

ダッシュ駆け込み乗車から始まった初乗車旅。

札幌行きを決めてくれた半年前の私 本当にありがとう

おかげで私は今 とーーーーーーっても、幸せです!!!!!!!!

私の8号車人生、唯一無二番線から出発しました

次はどこに行けるかな!!!!

 

 

 

 

最後まで読んでくださった方はいるのでしょうか

乱雑な文章を最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。お疲れ様でした

初乗車から半年経った今、お友達もできて楽しく8号車ライフを送っています

ここまで読んでくださった皆様、いつかどこかでお会いできたらごはん配ります🍚

ありがとうございました!

 

 

 

遠回りして見つけた宝物

2020年1月22日、自担がCDデビューしました。

 

ずっとずっと待ち望んでいたデビュー、この日を迎えるまでのわたしの気持ちの整理も兼ねてここに書きます。

 

何がきっかけでSnowManを、岩本照くんを知って、応援しようと思ったのかもう覚えていません。

まだみんなちょっとずつギラギラしていてなんだか近寄りがたい怖めのお兄さん達。そんなイメージ。誰にも負けない。絶対デビューする。そんな気合いというかメラメラした闘志がそれぞれにあった時。

 

それからだんだんとみんなが大人になっていくにつれて、デビューという言葉を本人たちから聞かなくなったような気がしていました。本人たちは諦めてしまったのではないか、ぼんやりそんなことを思っていた矢先、キンプリのデビュー発表があって、次のデビューはSixTONESじゃないか、なんて憶測が広まりました。

もちろん、本人たちが望むデビューが決まったらそれはおめでたいことだけれど、ずっと一緒にやってきたSixTONESSnowManが別々のステージに立ってしまうかもしれない。ということがすごく怖かったのを覚えています。また先越されちゃうのかなぁ、そうしたらSnowManはどうなってしまうんだろう。最悪の事態まで想像してしまったり、まだ決まってもいないことを考えては落ち込みました。

同時に‪、デビューなんかしなくてもSnowManSnowManとして存在してくれていたらそれで良いなんて、今でこそなんてひどいことを考えていたんだろうって思えるけれど、当時のわたしにはそんなことを考える余裕もありませんでした。でもそれくらい私の中でSnowManは大切で、絶対に壊れて欲しくありませんでした。

 

勝手に“デビュー”を諦めかけてた時にJr.祭りのSnowMan単独公演に行きました。詳しいセトリは覚えていないけど、確か最後の方に歌ってくれたSnow Dream。コンサートで、というか人が歌っているのを見てあんなに泣いたのは生まれて初めてでした。闘志が見えないなんて私のただの思い違いでした。

“見せつけたいよ 熱い想い 岩も溶かすほど”

“絶対諦めないよ 選り取り見取り掴むSnow dream”

今まで彼らの何を見てきたんだろう。私の目の前には、何にも諦めてない、諦めるどころか前だけを見てデビューへの希望を歌っている6人がいました。

そのメンバーの気持ちに応えるようにペンライトの光で横浜アリーナ全体が白く染まっていって、誰からともなくメンバーと同じようにペンライトが揺れていて、胸がいっぱいになって泣きじゃくりました。SnowManとそこに集ったファンみんなの心が一つになった瞬間。正直泣きすぎてメンバーの顔もよく見えなかったけど、一生忘れない、忘れたくない大切な日になりました。

“涙で滲む約束がまだ 果たせない僕だから もう少し傍に居て もう本当は聞き飽きてるよね”

目を真っ赤にしてそう歌う6人を見て、この人たちが夢を掴む日まで誰がどんな批判をしようと絶対に応援し続けよう。涙でぐしゃぐしゃになりながらそう誓いました。

 

それからしばらく経って、Summer paradiseが始まりました。友達が良い席を引き当ててくれて、死ぬほど浮かれていた私は数ヶ月前あれほど泣いたことなんて思い出す余裕もなく目の前で笑顔を振りまくメンバーたちにただただはしゃぎました。

急に音楽が静かになってメンバーがゆっくりと話し始めました。もうここで何を言っていたかはっきり思い出せませんが、メンバーとファンへの感謝を6人それぞれがまっすぐに伝えてくれていたと思います。

人前で号泣することなんて滅多に無いのに、隣に座っていた全然知らないお姉さんに心配されるくらい、ここでもまた泣きました。やっぱり信じてついていきたいと、より強くそう思いました。

 

ただ、いくら応援していくと誓ったところで、まずは自分から動かないと何も始まらない。そう思ってそれまでは全くやってこなかった各媒体へ要望メッセージを送ったり、メンバーが出演したラジオやテレビ番組、雑誌のSNSアカウントに反応してみたり、YouTubeの再生回数を上げる方法もたくさん調べて実践しました。それがどれだけの影響力があるか分からなかったけれど、やらないよりは良いと思ってできそうなことは全部しました。

 

それからまたしばらくして照くん、阿部くん、渡辺くんの3人で初外部主演舞台、愛と青春キップの公演が決まりました。本当に嬉しかった。

3人が他の演者さんに囲まれてステージの真ん中に立つ姿。誇らしくて、応援していてよかったと心の底から思いました。すっかり涙腺が緩くなった私はまたここでも少し泣きました。

同時期に佐久間くん深澤くん主演のキャッシュオンデリバリーもあったり、宮舘くんのドラマ出演が決まったり。SnowMan来てるぞ、どんどん見つかれ。純粋にそう思いました。

 

カウコンにも出演して、放送前ではあったけれど持ち歌も披露させて貰って。最近のSnowManは勢いが良いねなんてそんな言葉に浮かれて、このまま何もかもうまくいくはず。なんの確証もないけれど絶対そうなると信じて疑わずに迎えた新年。

 

忘れもしません、2019年1月17日。

そろそろ寝ようかなぁなんて思いながらスマホを見ていたら、突然友達からLINEで画像だけが送られてきました。

開くと、新聞記事の引用だったのか、白黒でぎこちない笑顔(当時の私にはそう見えた)のSnowManと、なぜかいつもの6人の中に目黒くん、康二くん、ラウールくんの3人も混じっていました。SnowManの表記はあったけれど見慣れたいつもの6人ではありませんでした。

 

頭が真っ白になりました。

 

前の年の夏あたりからそうなるんじゃないかみたいな話は耳にしていたけれど、この6人に限ってそんな事はない。とわざと触れてこなかった6+3のあの噂話が現実になってしまった。

ずっと6人で活動してくれると信じて疑わなかった私は、友達からのLINEに「無理」としか返せませんでした。何が起きたのか分からなかったし分かりたくもなかった。

ただただ、6人のSnowManが壊れるのが嫌でひとしきり泣きました。次の日も仕事だったけれどそんな事はどうでもよくて、本当に一晩中泣いて、その日は泣き疲れていつの間にか寝ていました。

次の日の仕事も全く手につかなくて、何もしてなくても涙が出てくるし、何かしているときですら泣けてきて、仕事中に泣きました。

ありがたいことに私の職場はジャニオタが多くて、事情を知っている職場の人たちは何も言わずそっとしておいてくれました。ただその優しさでさえもなんだか泣けてきて休憩中にもまた泣いて、相当めんどくさかったと思います。あの時はごめんなさい。

 

SnowManを応援するのと同時に関西Jr.も応援していた私は、康二くんが関西ですごく頑張っているのも知っていたし成功を願う人の1人で、目黒くんだってやっとグループ入りを果たして宇宙sixとして頑張っているのも知っていました。ラウールくんだけは未知数だったけれど決して加入した3人が嫌いなわけではありませんでした。

でもその時の私はその方が辛くて、加入した3人のことをすごく嫌っていれば未練なくSnowManの応援を辞められたかもしれないのに。でも3人にも頑張って欲しい、6人にももちろん頑張って欲しい。そんなことを何日も何日もずっと考えていました。

何故、別々の場所でそれぞれに頑張る。じゃダメだったのか?9人にする必要があったのか?

突然「この9人がSnowManです!」なんて言われて、6人のSnowManやそれを応援してきた時間すらも否定されたような気がして、何のために応援しているのか分からなくなりました。

 

もう決まったことなのだから受け入れてしまった方が楽なことなんて分かっていたけれど気持ちが追いつくはずもなく、しばらくSnowManを遠ざけるようになりました。

要望メールは送るのをやめたし、毎週欠かさず見ていたYouTubeも一切見なくなりました。

 

それでもやっぱりステージに立つ照くんが大好きなことに変わりはなくて、不安な気持ちを抱えつつも滝沢歌舞伎ZERO南座公演を観に京都まで行きました。

 

滝沢歌舞伎のステージに立つ照くんはびっくりするくらい美しくて、一歩の踏み出し方指一本の動かし方、息遣い、瞬きさえも全部に意味があるようで、ただただ見惚れました。まだSnowManが6人じゃ無いことに違和感しか感じられなかったけれど、それを理由にSnowManから、照くんから離れようとしていた時間、日数にしたらたったの数週間ですが、それさえも惜しくなるような完璧なパフォーマンスでした。

6人が9人になる。それはどうしたって“それだけのこと”で処理できることでは無いけれど、照くんが新しいステージで頑張ると決めたのなら私も応援したいと素直に思えるようになりました。

 

それからしばらくは6+3にしか見えなかったSnowManも、横浜アリーナ単独公演や滝沢歌舞伎新橋公演、Summer paradiseと9人で作るたくさんのステージを見るうちに9人のSnowManとして受け入れられるようになってきて、9人が好きだと思えるようになりました。

 

そんな中迎えた2019年8月8日。

ジャニーズJr.だけのドーム公演。

 

私は仕事でその場に行くことができなかったので、職場の休憩室で配信を見ました。

 

CDデビュー決定

 

その文字を見たとき、時が止まったみたいにしばらく動けなくなって、どうしたらいいのか分からなくて画面の中でガッツポーズして抱き合うメンバーをただただ眺めていました。

 

やっと。やっとデビューできるんだ。

 

自分が応援していた人が夢を掴んだ瞬間。言葉では言い表せないくらい嬉しくて、手が震えました。

今まで散々泣いて、もうこれ以上涙なんて出ないと思うほど泣いてきましたが、いろんな人におめでとうって言葉をかけられるたびに泣きました。

 

それからはデビュー日が決まってデビュー曲が決まってファンクラブができて、日々が目まぐるしく過ぎていき、あっという間にデビュー日を迎えました。

 

実際にSnowManのCDが手元に届いて、MVを見た時、あぁ…デビューしたんだ、と改めて実感してまた涙が止まらなくなりました。

 

少し前まではSnowManが好きなんて言っても必ず第一声は「誰?」だったのに、今ではみんなが「知ってるよ!今度デビューする子達だよね?」って答えてくれて、存在を知っていて。中にはCD買ったよ。って言ってくれる人もいました。

それがすごく嬉しくて9人それぞれの今までの頑張りがしっかり身を結んだんだなあと思いました。

それもこれも全部、誰1人諦めずにいてくれたからであって、諦めの悪さは立派な武器になるんだってSnowManに教えてもらいました。

 

涙でぐしゃぐしゃになりながら夢見た憧れの終着点。一緒に見つけられて良かった。

これからはまた新しいステージで一緒にてっぺんを見られますように。

 

ジャニーズ Jr. SnowManの岩本照くん。

あなたを応援してきたおかげでたくさんの感情を知りました。たくさんの景色を見ました。大切な友達にも出会えました。

私に新しい世界を見せてくれてありがとう。

これからもたくさん、まだ見たことない景色を一緒に見たいです。

 

最後に、1番大事なことをずっと言えずにいたので、遅くなってしまいましたがここで言わせてください。

 

デビューおめでとうございます。